北上尾駅周辺
北上尾駅は先年、バリアフリー対応工事に伴い東西ともに駅舎の階段部分が増改築され、駅前広場の整備も同時に行われました。
また駅の東口側、町名ではほぼ原新町に相当する区域にて区画整理事業が進行中です。
区画整理事業というものは大雑把に言って、
減歩によって公共用地と保留地を捻出する
↓
保留地を売却する
↓
保留地の売却益によって事業を推進し、新たな保留地を生み出す
実際にはそう単純な話でもないのでしょうが、こうしたサイクルを繰り返して事業の完了に至るものだと理解しています。
つまり一連のサイクルが順調に回転するのなら、当初目標の期日までに事業を完了させられる一方で、さもなければ事業の完了はどんどん先延ばしになってしまう訳です。
現在市内の数ヶ所で区画整理事業が行われておりますが、必ずしも順調に進捗している訳ではないようです。
自宅にすぐ隣接した小泉地区でも長年にわたって事業中ですが、本来なら五年以上前の完了予定だったように記憶しているところ、施行期間は本年度までとなっております。
これにしても本当に本年度中に完了できるのか、はなはだ疑問に思います。
“大正製薬跡地”を含む大谷北部第二地区に至っては、当初予定の平成15年度から22年度へ、さらに32年度へと、何と17年も期間が延長されております。
やはり低成長下、国全体としての人口減や都心回帰の流れの中で、東京のベッドタウンとしての上尾の存在は、些少なものでしかないということなのでしょう。
立地や交通アクセスに恵まれているとはとても言い難い場所ですから。
原新町地区については、駅に隣接しているという点で他の地区よりも好条件だと思うのですが、やはりご多分にもれず、平成14年度から26年度に完了予定が延びております。
ともあれ、北上尾駅周辺の現在の様子をお伝えしようと思います。
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まずは西口です。
西口駅前通りから駅を望む
かつてはこの正面に“これでいいのか北上尾”の文字がありましたが跡形もありません
上尾駅と比べてかなり閑散としています
丸建自動車の運行する“けんちゃんバス”上尾駅←→桶川駅線が廃止され、コミュニティーバス“ぐるっとくん”のみが乗り入れます
増築部分、奥は上尾高校のテニスコート
いつのまにか区画整理には付き物の公園ができていました
踏切の東側、上尾環状線の南側、立体交差(アンダーパス?)の用地が確保されています
上記の北側、おおむね上尾環状線が市境になっており、ここは桶川市神明
久保西交差点の北方向と南方向、歩道部分がいつのまにか舗装されていました
区画整理事業中
P・A・P・Aのテナント一覧、それなりの規模にそれなりのテナント
P・A・P・A二階から北上尾駅方向
北上尾駅東入口交差点、上尾道路と違い17号現道は交通量が多いです
旧中山道越しに東口駅前通り、さっぱりと綺麗になったというより、閑散さ加減がより目につきやすくなった気がします
ローソンとモスバーガー
旧中山道を背にしてP・A・P・Aの全景