がんセンター着工

埼玉県立がんセンター、災害対策の設備充実 13年度開業へ起工

埼玉県は10日、新たな県立がんセンターの起工式を伊奈町にある現在のがんセンターの北側の建設予定地で開いた。
東日本大震災を受け、当初計画よりも非常用の自家発電機を増強したり、発光ダイオード(LED)照明を積極的に取り入れたりする。
災害対策の設備を充実させ、2013年度の開業を目指す。

新たながんセンターは病床数が500床と現在のセンターよりも100床増やすほか、手術室や放射線治療室も増設。これまでなかった準集中治療室も16床新設する。
現在待機している入院希望患者が330人前後おり、受け入れ能力を拡大する。

災害対策では飲料用に井戸水を浄化する設備の処理能力を当初計画から倍増。
「ホスピタルストリート」と呼ぶ大きな空間には、災害を含む有事の治療に対応できるよう酸素吸入設備などを配備する。
電力不足対策では非常用の自家発電機や、LED照明を活用する場所も当初計画より増やす予定だ。

上田清司知事は「地震に強く、省エネに配慮した環境に優しいエコ病院にしていく」と整備方針を話した。

日本経済新聞 2011年7月12日
http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C93819490E3E3E2E7E18DE3E3E2E5E0E2E3E39EE5E0E2E2E2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E0E4E6

リーフレットイメージ
http://www.pref.saitama.lg.jp/uploaded/attachment/453633.pdf

前回(都)上尾蓮田線の記事中で一緒に扱うつもりでしたが、起工式についての報道があり、県のHPでもがんセンター建設課としてのページが設けられておりますので、別件として記事にします。
まあ一回分余計に稼ぐという意味でもある訳ですが。


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DSCF1080 posted by (C)qingqiu
交差点のすぐ先が敷地の北西端ということになります

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DSCF1082 posted by (C)qingqiu

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DSCF1088 posted by (C)qingqiu
前回の画像ですが、リーフレット中の完成模型の画像からも、歩道が整備されるとみて間違いないでしょう

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DSCF1089 posted by (C)qingqiu
敷地の北東側、現地ではこの付近に中心施設が配されるのだろうと思いましたが、実際には駐車場でした

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DSCF1091 posted by (C)qingqiu

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DSCF1092 posted by (C)qingqiu
フェンスの透明部分から、右奥のテントは起工式に備えてのものだったと、今にして分かります。テントのさらに奥がどうなっているのか、本館建設地までフェンスに囲われているのかは確認しなかったため不明です

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DSCF1093 posted by (C)qingqiu
7棟となっておりますが完成模型の画像では4棟しか確認できません

がんセンターの現所在地については、今後当面は駐車場となり、新がんセンターが老朽化後の建て替え用地として確保したいとのことです。
また調査費用が予算化され、可能性を探っている段階である県立大への医学部設置が実現した場合には、大学病院の候補地とすべきだという意見も議員からはあるようです。

今回は通りすがりのついでであったため、十分に見て回ることもせず、写真も不足しておりますので、いずれ折をみて再訪しようと思います。