ライオンズタワーとの比較、そして思うこと

中山道東側地区に建設中のものが市内で二棟目のタワマンということになる訳ですが、もう一方のタワマンであるライオンズタワーと比較してみました。
開発面積が約三倍ですから当然のこととはいえ、一棟でライオンズタワー二棟分以上に相当します。

ところでライオンズタワーの敷地は約2,000平方メートルとのことですが、以前からの敷地をそっくりそのまま受け継いだ数字だと思われます。
マンションの敷地としては特に狭いということもないでしょうが、それ以前を知る者としてはたったのこれだけだったのかと感じずにはいられません。

この場所には昭和の末まで西友があり、東口の再開発によってボンべルタ(現まるひろ)が開店するまでは、市内の買い物場所として中核を担っていた施設のひとつでありました。
建築面積についてはライオンズタワーの約1,000平方メートルよりも広かったのでしょうが、店舗面積にしてもせいぜい4,000平方メートル程度だったと想像できます。

上尾駅の東西には現在まるひろとショーサンプラザ(イトーヨーカ堂)があり、店舗面積はそれぞれ19,763、17,100平方メートルです。
昭和50年代末までは昨年閉店してしまったキンカ堂西友が二大店舗として君臨しておりましたが、二つを足しても現存の一店舗分に満たなかったのです。

とはいえ、現在のようにGMSという業態が時代遅れといわれるようになる遙か以前のことで、存在感では互角以上であったと思います。
現在では市の南北に中規模のSCがあり、ロードサイド店舗も至るところに出店しております。
私自身もボンべルタが開店してから五年目くらいまではよく足を運びましたが、近年はヨーカ堂を含めて滅多に訪れなくなってしまいました。

来年の西上尾SCオープンによって市内の商業地図の激変は必至ですが、一市民として今後の変遷を見守っていきたいと思います。