上尾駅東口二景

上尾駅の東口側に施工中であったり、今後の動向が気になる場所がありますので、簡単にご紹介します。


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東口の駅前通り、すなわち県道133号上尾停車場線(市役所通り)の駅と市役所のほぼ中間地点では、埼玉縣信用金庫上尾支店の新築工事が行われています。
昨年末までこの場所には地元の老舗雑貨店であるイセムラが存在していましたが、旧中山道沿いの現店舗から移転してくる模様です。

その少し東側でも工事が行われていますが、こちらも三階建てのようです。
中心駅と市役所を結ぶ通り沿いで、当然の如く二階、三階の建築が存在しているのは、やはり物足りなさを覚えます。

この場所は用途地域としては近隣商業地域に指定されており、容積率は200%だということです。
埼玉縣信用金庫の場合では敷地面積が2,438.95平方メートルとのことですので、延床面積で4,877.9平方メートルまで許容されることになりますが、現実には1,411.37平方メートルと、1/3も活用されておりません。
コンパクトシティの構築による中心市街地活性化が提唱されていても、こうした現実を目の当たりにしてしまいますと、郊外に大規模SCが建設されようとしていることも当然の帰結だろうと感じてしまいます。
もちろん、個々の建築計画を非難するものではなく、あくまでも一般論としての話ですが。
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中山道東側地区から500mほど北側には工事用フェンスに囲まれた一角があります。
敷地面積は6,721.85平方メートルと、中山道東側地区(約6,065平方メートル)を上回る広さです。
リーマンショックなどがなかったなら、一昨年の秋頃には十一階建てのマンションが姿を見せていたはずでありました。

建築主は今年1月に名称が消滅した藤和不動産、施工者は消されて未定となっておりますが、2008年10月に民事再生法の適用を申請した新井組であったようです。
BELISTA上尾
http://www.architect-w.com/13/2103/bigplan_550.html

Googleマップの航空写真では情報が古く着工以前の状態ですが、Yahoo!では着工後の姿を確認できます。
基礎工事がある程度まで進んでいたようですが、中止後既に三年近く経過してしまいました。
先行きは全く見通せませんが、この土地が有効に活用されることを期待します。